劇場版水餃子ちゃん第1部

お肌ぷりぷりぷりんこ


時は中華世紀2006年、ピータン将軍を倒し、チャーハンを国王として平和を取り戻したかに見えた中華の国… あの戦いから、2年。 しかしその影で新たな悲劇が幕を開けようとしていた…

劇場版・水餃子ちゃん『具の中身は愛』


あの戦いから2年、平和を取り戻した中華の国。 チャーハンと結婚した水餃子ちゃんは、女王となっていた。

水「今日も中華の国は平和だぎょ。 ごま油エステで、お肌ぷりぷりぷりんこにするぎょ。 チャーハンもどうだぎょ?」
チャ「私も行こうかな」

タッタッタッタ…
エ「チャーハン国王! チャーハン国王ーーッ!」
チャ「どうした、エビチリ大臣? 何を慌てておるのだ」
エ「実は、ラーメン大佐に不穏な動きがあるという報告を受けまして…」
チャ「まさか、ラーメン大佐に限ってそんなことはないだろ」
エ「しかし、私の部下が探ったところによると…」
水「チャーハン! ごま油エステ行くぎょ」
チャ「大丈夫。 エビチリ大臣の考え過ぎだよ」
水「チャーハンも、お肌ぷりぷりぷりんこになるぎょ」
チャ「最近肌がパサついてきたから、ごま油でツルツルになるか」
エ「国王!女王! お待ちを! …大変なことにならなければよいのだが… クラゲ忍者の探りは続けておかないと…」

それから一週間、エビチリ大臣の悪い予感は当たってしまった。

ワーワー

ラ「ラーメンは行列が出来るが、ご飯ものには出来ないではないか。 我々麺類のほうが優秀なのだ! そう、ご飯ものは粛清されねばならんのだ!! さぁ麺類達よ、今こそ立ちあがるのだァ!!」

ワーワー
ピキューンピキューン

チャ「何!? ラーメン大佐の軍隊が攻めてきただと!?」
水「ぎょぎょ〜!?」
エ「やはり…」
チャ「すまんエビチリ大臣、君の助言を聞いておけば…」
エ「最悪の事態は想定してあります。 とりあえず、北京ダック号マーク?で逃げましょう」
チャ「くそぅ! とりあえずここを脱出して、体勢を立て直すぞ」
水「また戦いが始まるのかぎょ…」

ゴゴゴゴ…キューーーン…
ピキューンピキューン バキューンバキューン

エ「予想よりもラーメン軍の進攻が早い! 逃げ切れるか…」
水「どうしたらいいんだぎょ」

ラーメン軍の猛攻により大ピンチのチャーハン国王。 はたして、水餃子ちゃんの運命は!? 劇場版・水餃子ちゃん『具の中身は愛』 第2部へ続く…